マルチーズ先生のやさしい東大数学

おもしろい数学問題を紹介していきます。

【東京大学2011年】伝説の難問

こんにちは!マルチーズ先生です。東大数学の中で、数十年に1度の難問と言われている問題です。限られた時間の中では完答不能レベルですが、挑戦してみてください!

【問題】

\left(1)\right) x, yを実数とし、x>0とする。tを変数とする2次関数f\left(t\right)=xt^{2}+yt0≦t≦1における最大値と最小値を求めよ。
\left(2\right) 次の条件を満たす点\left(x, y\right)全体からなる座標平面内の領域をSとする。x>0かつ、実数z0≦t≦1の範囲のすべての実数tに対して、0≦xt^{2}+yt+z≦1を満たすようなものが存在する。Sの概形を求めよ。
\left(3\right) 次の条件を満たす点\left(x, y, z\right)全体からなる座標空間内の領域をVとする。0≦x≦1かつ、0≦t≦1の範囲のすべての実数tに対して、0≦xt^{2}+yt+z≦1が成り立つ。Vの体積を求めよ。

【ヒント】

\left(1\right) 関数を平方完成して、場合分けして考えましょう。

\left(2\right) \left(1\right)の結果を利用し、最大値と最小値の差に着目して考えてみましょう。

\left(3\right) x=kのときの断面積を求め、それを積分して体積を求めてみましょう。

 

解答はyouutbeを見てね!