マルチーズ先生のやさしい東大数学

おもしろい数学問題を紹介していきます。

【東京大学2004年】関数列の解の個数の証明

こんにちは!マルチーズ先生です。(1)と(2)が(3)の誘導になってます。うまく証明してみてください!

【問題】関数f_{n}\left(x\right) \left(n=1, 2, 3…\right)を次のように定める。f_{1}\left(x\right)=x^{3}-3xf_{2}\left(x\right)=\{f_{1}\left(x\right)\}^{3}-3f_{1}\left(x\right)f_{3}\left(x\right)=\{f_{2}\left(x\right)\}^{3}-3f_{2}\left(x\right) 以下同様に、n≧3に対して関数f_{n}\left(x\right)が定まったならば、関数f_{n+1}\left(x\right)\{f_{n}\left(x\right)\}^{3}-3f_{n}\left(x\right)で定める。このとき、以下の問に答えよ。

\left(1\right) aを実数とする。f_{1}\left(x\right)=aを満たす実数xの個数を求めよ。
\left(2\right) aを実数とする。f_{2}\left(x\right)=aを満たす実数xの個数を求めよ。
\left(3\right) n3以上の自然数とする。f_{n}\left(x\right)=0を満たす実数xの個数は3^{n}であることを示せ。

【ヒント】

(1)と(2)を利用して、(3)を数学的帰納法で示してみましょう。

 

解答はyoutubeを見てね!