マルチーズ先生のやさしい東大数学

おもしろい数学問題を紹介していきます。

【大学数学入試問題】東京大学 2003年 整数問題

【問題】2次方程式 x^{2}-4x-1=0の2つの実数解のうち大きいものをα、小さいものをβとする。n=1, 2, 3…に対し、 s_{n}=α^{n}+β^{n}とおく。

(1)  s_{1}, s_{2}, s_{3}を求めよ。また、n≧3に対し、 s_{n} s_{n-1} s_{n-2}で表せ。
(2)  β^{3}以下の最大の整数を求めよ。
(3)  α^{2003}以下の最大の整数の1の位の数を求めよ。

【ヒント】

問(1)

①  s_{1}, s_{2}, s_{3}は普通に計算する。

② 漸化式は因数分解して求める。

問(2)

① 2次方程式を解いてβを求める。

②  β^{3}以下の最大の整数を求める。

問(3)

① (1)と(2)より、 s_{2003}の1の位を考えれば良い。

② mod10で考える。

 

解答はyoutubeを見てね!